カパメイキング−1

6月某日、雑誌の取材でオアフ在住のカパメーカー、ダラニさんの自宅兼
アトリエを訪れました。

カパ(タパ)は、ポリネシアやメラネシアの伝統的な樹皮布です。

1820年代に宣教師達がハワイへやって来ると、ハワイ語やフラが禁止されたことは
よく知られています。上半身裸の格好が好ましくないとされたことや宣教師の妻達
が来ていた布のドレスを模してムームーが着用されるようになっていったことなど
から、カパ作りやカパを着用する習慣も途絶えてしまったそうです。



1960年代後半くらいからハワイ文化復興運動が始まりましたが、ハワイのカパ
メイキングは完全に消失していました。ハワイのカパメイキングを復活させよう
とした有志は、この習慣が途絶えていなかった南太平洋の島々に出かけカパメイ
キングのテクニックを学び、古代ハワイアンの作っていたカパを再現しようと
試行錯誤を繰り返したそうです。

ダラニさんもカパメイキングを始めるに当たり、資料もなければ先生もいないので、
カパメイキングの材料だけでなく道具作りもゼロからの出発だったそう。

そんな訳で、ダラニさんのカパメイキングの過程をざっと追ってみました。






カパは樹皮からできる布です。

まず和紙作りに使われる桑やコウゾの仲間で、ワウケと呼ばれる木を育てます。
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アトリエの裏でワウケを育てています。これらは比較的若木。






ロングボードくらいの長さになったら収穫。
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ダラニさんバリバリのサーファーです♪






これは関係ないけどダラニさんが裏庭で飼っているペットのブタ。
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ここんちのニワトリもブタも犬もとっても人なつこくてかわいいです♪






収穫後のワウケ。水分が飛ばないように収穫後2〜3日以内に皮を剥ぎます。
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取り入だしたるお手製の道具。
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まずは左の貝殻を使って表皮をシュッシュッと削ります。
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次にサメの歯のナイフで...
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次の層を一文字に切り裂くと...
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ペロッと剥けます。みかけはサトウキビっぽい感じ。
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すごくきれいに剥けるので感動〜!






剥いた部分の繊維をさらに柔らかくするのに水につけて発酵させます。
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蓋をしたバケツを開けると、かなり臭います...。これで2週間ものと
言っていたと思います。

(カパメイキング−2に続く→)




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